銀行融資・資金調達コンサルティング

多くの中小企業は現金預金に余裕があるとはいえず、資金繰りは不安定な場合が多いと思います。赤字であれば、赤字を穴埋めするための資金が必要でしょうし、黒字であっても、売上債権が入金されるまでに発生する仕入・外注費、給料等の諸経費支払が先行することが多いでしょう。その他にも毎月生み出されるキャシュフローよりも返済額が多い中小企業はとても多いですね。そう考えると、中小企業は常に資金繰りの悩みを抱えているといえます。

出資や社債等の直接金融による資金調達は中小企業にはまだハードルが高いことも多く、銀行融資による資金調達がメインとなってくるでしょう。

そして、多くの中小企業が資金繰りの悩みを持っているにもかかわらず、銀行との賢い融資取引ができていない、あるいは良好な関係を築いていこうとしない中小企業経営者が多いと思います。

そこで当社では、家族経営のような小規模企業様から従業員が１００人程度の中小企業様までを中心に、取引銀行との良好な関係を作るためのサポート、資金調達・資金繰りに関するコンサルティングを実施しております。

当社は設立当初、ご相談を受けてから融資が実行される間だけを支援する資金調達コンサルティングをメイン業務にしていました（今でもそのようなお手伝いはしております）。しかし、当然ですがお問い合わせがあるのは、借入金過多、大幅な債務超過、慢性的な赤字、多額の税金滞納がある等、銀行からの資金調達がほぼ不可能な中小企業がほとんどでした。

資金調達コンサルタントといえども、資金調達の可能性を高めることはできてもほぼ１００％にすることはできません。

私が知っているあるコンサルタントさんは、決算書の偽造等を行って資金調達の可能性を８０～９０％にまで高めているようです。しかし、それは明らかに犯罪ですし、そのようなことを行わない普通の資金調達コンサルタントは、債務超過等大きな問題を抱えた企業の資金調達可能性を、例えば現状５％であるのを１０％程度にはできるでしょうが、やはりほぼ資金調達ができない状態を大幅に改善することは困難なのです。

そこで当社は、資金調達コンサルティングだけでは赤字や債務超過等の中小企業を真に支援することにはならないと考え、経営や資金繰りの改善を行い銀行に評価してもらえる支援に業務の方向を転換することにしました。

したがって現在、当社は資金調達のご相談を受けて銀行から融資が実行される間だけをサポートするお手伝いはしておりません。当社と顧問契約を結んでいただき、銀行からの融資を受けやすい（資金調達がしやすい）、または銀行から「借りて下さい」と言われる企業に育てていくサポートを行っています。

詳しくは銀行取引サポートをご確認ください。