資金繰りや経営の改善、経理に強い銀行融資コンサルタント会社。銀行融資取引、資金調達、経理業務、資金繰り・経営改善でお困りの中小企業を応援します。
平成10年頃、まだ税理士事務所に勤めていたときの話ですが、公的金融機関から借入しているお客様がいらっしゃいました。返済が苦しくなっていたので、リスケジュールをしたいと相談があり、資金繰り表等を作成して一緒に説明しに行ったことがありました。
今と比べるとリスケジュールが簡単ではない時代でしたが、担当者と会ってすぐに「○○先生からお話は伺っています」と言われて、5分もしないで支店を出たことがあります。ある都議会議員の先生に連絡しておいたとのお話でした。
借入ではなくリスケジュールとはいえ、政治家の影響力を思い知らされた出来事でした。
今でもそのような方法で融資を受けたいという経営者が結構存在することには驚かされます。有料相談でお伺いすると「○○元総理とは親しいから、お願いしたほうがいいでしょうか」、「融資に強い議員の先生を紹介してくれませんか」という質問や依頼が時々あります。
以前、新銀行東京での政治家の口利きが問題になりましたし、最近でも政治家の口利きが問題になったりしますから、昔と比べると減ってはいるようですし、口利きで必ずしもいい結果が出るとは限りません。
それに、口利きや圧力があっても、(少なくとも)民間金融機関の担当者は口利きで融資審査に影響されることは全くないはずです。
それでも担当者とは無関係な所で、もし融資が決定されるようなことがあれば、その銀行担当者とはそれ以降良好な関係は築けないと考えたほうがいいです。
また、政治家や地元有力者を使った口利きは、業績の悪化している企業が利用したがります。口利きは企業の業況が悪化している兆候の一つと考えてもいいですから、融資担当者はより厳しい姿勢でその企業を審査すると覚悟したほうがいいでしょう。
口利きを頼もうという考え方が間違っています。そんなものに頼らなくてもいい経営をしていきましょう。そのためでしたら当社は喜んでお手伝いをします。
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2021/3/2
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