資金繰りや経営の改善、経理に強い銀行融資コンサルタント会社。銀行融資取引、資金調達、経理業務、資金繰り・経営改善でお困りの中小企業を応援します。
銀行以外の資金調達先としてノンバンクがあります。
ノンバンクは銀行や政府系金融機関よりも、融資審査の基準は通常低いですし、審査期間も短いといえます。しかし、回収できない貸出金が発生するリスクは高いですから、ノンバンクからの資金調達は金利が高めとなってしまいます。
銀行からの資金調達金利は、どんなに高くても3%台ではないかと思います。しかし、ノンバンクでしたら5%台は少ないでしょうし、10%近い金利も珍しくないでしょう。
そのため、資金調達の申し込み先はまず銀行からが大原則です。
それに、ノンバンクから資金調達をしていることが知られると、銀行からの評価は厳しくなりがちです。
では、ノンバンクは絶対に利用するべきではないのでしょうか。
例えば、営業活動のおかげで新しい仕事を受注できたとします。材料仕入れや外注先への支払が売上金の入金よりも先行するため、銀行に融資を申し込んだが否決されたので、支払から入金までの数か月間のつなぎ資金としてノンバンクを利用するようなケースです。こういうのなら利用を検討するべきでしょう。
銀行は企業への融資に積極的です。事業性評価といって、決算書の内容は悪いとしても、企業の事業内容や将来性を評価して融資実行することも増えてきました。ただ、それでも審査が通らず融資が受けられないこともあります。
前向きな資金使途、売上先は信用力がある先で数か月には確実に支払ってもらえ、短期間で返済が可能なら、多少高金利でもノンバンクは利用価値があると思います。そのような案件なら銀行で対応してくれることが多いと思いますが。
しかし、次のようなケースでは利用を避けるまたは慎重にするべきです。
・銀行への返済分を借りる
「今は融資してくれなくても、いつかしてくれるかもしれない。だから銀行にリスケジュールを依頼したくない。ノンバンクから借りて返済を継続しよう」と考える経営者がいます。銀行への返済分をノンバンクから借りることは、利息負担が増大し利益を減少させますし、資金繰りが悪化することになります。
・赤字穴埋めのために借りる
ノンバンクの利用希望はこれが一番多いのではないでしょうか。ノンバンクからの資金調達で一時的に資金繰りは改善されます。一時的にでも資金繰りの問題が解決している間に、経営を立て直さなければならないのですが、資金繰りが落ち着くと、行動しない経営者が圧倒的に多いと感じます。その結果、かえって経営は悪化していくことになります。
ノンバンクだけでなく銀行からであっても、資金使途と返済原資をしっかり考えた上で、融資は申し込むようにしましょう。
銀行から資金調達ができなかったということは、自社の経営に問題があるということです。
銀行の対応が厳しくなってきた、ノンバンクの利用を考え始めた、そうなってきたら経営改善を実行しないといけません。
すでにノンバンクを利用していて、返済が苦しくなっているのなら、なおさら直ちに行動を起こさなければなりません。
当社では、返済が大きな負担になっている中小企業様の経営改善をお手伝いしています。
詳しくは「サービスのご案内」を参照してください。
2018年4月5日
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2021/3/2
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