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信用保証協会の保証が付かない融資の事をプロパー融資といいます。保証協会付き融資も銀行が融資するのですが、その場合には保証協会付き融資(信保付き融資とかマル保と言ったりします)といいます。銀行員も銀行内では、保証協会が付かない融資をプロパー融資と言っています。
プロパー融資は、信用保証協会の保証が付かないことから、銀行側からするとリスクのある融資といえます。そのため、保証協会付き融資と比べると審査は厳しいといえます。
よって、中小企業(規模が小さい、あるいは担保となるような資産がない中小企業)に銀行員が融資をセールスしてくるときは、プロパー融資よりも信用保証協会付き融資が多くなってきます。
中小企業庁資料(中小企業・小規模事業者のライフステージにおける資金需要・リスクと信用補完制度の意義)より
これは中小企業庁より公表されている資料の一部なのですが、業歴が3年以下ですとプロパー融資残高があるのは22%、10年以下でも40%程度です。50年を超えると67%ありますが、多くの中小企業がそこまで継続することは極めて難しく、中小企業の資金繰りが信用保証協会頼りになっていることが分かります。
最近は財務データ、保証や担保に過度に依存しない融資の推進が求められていますが、そうはいっても開業したばかりですと、プロパー融資での資金調達は難しいかもしれません。
しかし、銀行との実績を積み重ね、会社規模・実績がしっかりしてくれば、プロパー融資の対象となってくる時がきます。まずは賞与資金や納税資金といった目的で申し込んでみてはいかがでしょうか。銀行からすると、資金使途が明確であり、かつ短期融資となることから、取り組みやすい融資といえます。返済期間の短い融資で申し込み、そして実績を作っていくといいでしょう。
プロパー融資で担保を提供すれば、受けられる融資額は無い場合よりも多くなります。しかし、担保があるからといって必ずプロパー融資が受けられるわけではありません。もちろん銀行は保全面も重視しますが、まずは資金使途と返済原資が融資審査では重視されます。
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2021/3/2
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