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タイトルには金融機関別取引推移表と書きましたが、これは銀行によって異なります。借入残高推移表あるいは金融機関別借入内訳書等様々です。
融資申し込み時や定期的に試算表等を提出する際に、取引銀行ごとの借入残高や融資取引状況を聞いてくることがあります。
通常、銀行は融資先には定期的に他行の状況を確認することになっています。もし、取引銀行がそのようなことを聞いてこなかったとしても、銀行は他行との融資取引状況を非常に気にするのです。
この推移表によって、銀行は他行がこの融資先企業に対してどのような姿勢で取引しようとしているのか、シェアバランスに大きな変化が無いかを把握したいのです。
なぜなら、他行が融資に積極的なら自行も積極的に、他行が消極的なら自行も消極的に、つまり、他行の動きに合わせ、自分たちだけ遅れることを避けたいのです。
先ほども申し上げたように、銀行によって名称は異なりますし、また、記入する内容も統一しているわけではありませんが、一般的には下図の通りです。
この表に記載されている以外にも、プロパーか保証協会付きか、金利や担保についても記入する表である場合もあります。
決算書の後ろにある勘定科目内訳明細書の中の「借入金及び支払利子の内訳書」や、借入をした直後に送られてくる返済予定表等から数字を拾うだけですから、作成はそれほど難しくはないと思います。
金融機関別取引推移表を提出するよう指示される場合もあるかも知れませんが、通常は融資取引をする際に必ず必要とされるわけではありません。
しかし、この表一枚で企業の借入金状況が把握できるため、銀行からは非常に喜ばれますし、積極的な情報提供を評価してくれることでしょう。
また、借入残高に著しい増減がある場合、その要因を提出時に説明しておくといいです。
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