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貸借対照表の右下の自己資本は銀行員が必ず最初に見る部分です。
この自己資本は過去の利益の蓄積がどれだけあるかも示しており、当然多ければそれだけ経営が安定していることを意味します。
貸借対照表左側の資産の部の合計額を総資産といい、期末時点での財産の状況を表示しています。
そしてその財産の元手となる資金を資本といい、総資産と総資本は合計額が一致することになります。総資本の中でも他から借りた資金は他人資本(負債)であり、それ以外の返済が不要である資本を自己資本といいます。
逆にこの自己資本部分がマイナスになっているときが債務超過です。つまり会社の資産よりも負債(借金)のほうが多い状態です。設立してから黒字の時も赤字の時もあったでしょうが累計すると赤字ということであり資金調達が厳しいのも仕方がありません。しかし、資金調達が100%無理かといえば必ずそうとも限りません。
以下のようなケースでは資金調達の可能性も出てくるかと思われます。
しかし、決算書上は自己資本がプラス(債務超過でなく資産超過)であったとしても、実質債務超過になっている会社も多くありますから注意が必要です。
例えば回収できない売掛金や貸付金があれば資産価値がないものとしてその額を自己資本から差し引きます。あるいは決算書上には土地が1億円と表示されていても実際に今現在の価値が5,000万円だとすれば差額の5,000万円を自己資本から減額をします。
このようにして貸借対照表左側に資産として計上されていても、資産の実態を反映させて実質の自己資本を算出しますから、自社は債務超過ではないから大丈夫と思っていたところ銀行から資金調達できないということもあります。
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