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買掛金は仕入先との取引によって発生した営業上の未払金であり、支払手形は仕入先との取引に基づいた手形上の債務で、仕入代金のうち手形で支払った分をいいます。
銀行では買掛金・支払手形については、売掛金や受取手形と同様にサイトがどれくらいかを確認します。
そして過去の決算書と比較して、サイトが長期化あるいは短期化しているかどうかを見ていきます。よく利用される指標として「仕入債務回転期間」というものがあります。
仕入債務回転期間=仕入債務(=買掛金+支払手形)÷平均月商
この仕入債務回転期間は仕入債務の支払いまでの期間を表す指標で、短ければ短期間で支払わなければならないことを示し、長ければ支払いまでに時間的余裕があることを示しています。そして、過去の実績や同業他社との比較によって、買掛金・支払手形のサイトに異常がないかを確認します。
長期化している場合には、支払い期間が延びるため運転資金に余裕が生じることになりますが、適正水準よりも長期化しているときは、以下のような問題があるのではと考えます。
逆に回転期間が短期化している場合には
売掛金・受取手形とは逆で、買掛金・支払手形のサイトが長いということは、資金繰りにとっては有利といえます。また仕入先よりも優位な立場にあると考えることもできます。
ただ、あまりにも残高が多い場合には、資金繰りが厳しいのではないかと逆に悪く捉えられてしまう可能性があります。逆に短い場合には、短いサイトで取引をさせられており、不利な条件を押し付けられているのではと考えます。
買掛金・支払手形のサイトが変化すると、銀行員は皆さんの会社に何か問題があるのでは?と考えてしまうかもしれませんから、大きく変化があったり、同業他社と比較してサイトに差があったりするようでしたら、決算書を銀行に持っていくときにでも説明を加えたほうがいいでしょう。
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