資金繰りや経営の改善、経理に強い銀行融資コンサルタント会社。銀行融資取引、資金調達、経理業務、資金繰り・経営改善でお困りの中小企業を応援します。
1月5日にリスケジュール(リスケ)について書きましたが、それとほぼ同時に2社からご相談を頂きました。1社はこれからリスケをお願いするという事で改善計画書を作成中でした。もう1社は電話でお話ししただけですがすでに延滞されており、銀行に対しては特に何も行動を起こしていないとのこと。
それにしても最近は群馬県、茨城県、栃木県の中小企業様からの資金調達や資金繰りに関するお問い合わせが多いです。中小企業が一度も資金繰りで悩まない事はないと思います。どうしても苦しい時は銀行に相談しましょう。取引先や給料の支払いができなくなると直前にわかる時では遅いのです。
最近までの試算表、今後の見通しや改善計画を簡単でもいいから作成してから銀行に相談しましょう。社長がまだ経営していく自信があるならそれをまとめて銀行に説明しなければなりません。それがしっかりした内容であれば、銀行も再建に協力してあげようとなります。間違っても、手ぶらで銀行に行って「返済できないので、何とかしてください」というのは避けるべきです。
2008年01月24日
すでに部分解禁により変額年金保険等の貯蓄性の高い保険は販売されていましたが、12月22日より全面解禁になり死亡保障付き定期保険や医療保険の取り扱いも銀行で開始されました。
投資信託が銀行窓販の解禁により市場が急拡大したことや、すでに扱っている貯蓄性の高い保険も販売量が増加していることから、今後は保険についても銀行で契約する時代が来たようですね。
銀行にとっては販売手数料が新しい収益として見込めるでしょうし、保険会社にとっても新しい販売網が得られるので共にメリットがあります。
もちろん、保険に加入する消費者にとってもいろいろな保険商品を比較しながら選択することが可能になります。
保険というとあまりにも強引な営業をする人がいますが、銀行で本当に自分に合ったものが選べるようになっていくといいですね。
2007年12月22日
チーム・マイナス6%というホームページはご存知でしょうか。
温暖化対策のためにCO2の排出を削減しようという内容のホームページです。
法人で参加すると参加企業として紹介してもらえます。もちろん、弊社もこれに参加しています。
詳しくはこちらhttp://www.team-6.jp/
今日の日経金融新聞にこれに関連した定期預金のことが書いてありました。滋賀県のびわこ銀行では、個人の方でチーム・マイナス6%のホームページにアクセスし、チャレンジメニューから1人1日1KgのCO2削減の目標を選択して登録し、登録したことを証明する「私のチャレンジ宣言カード」を提示すると、預け入れは新規に限りますが0.2%金利を上乗せしてくれます。
さらに毎年10月末残高の0.02%を、びわこ銀行から環境保全団体に寄付するとのことです(預金者に負担はないです。びわこ銀行さんが負担してくれます)。
環境問題にも貢献できてさらに少しとはいえ金利がアップしますから、大変いい預金だと思います。
12月に定期が満期をむかえる方は多いと思いますから、近くにびわこ銀行さんがあったら相談してみてはいかがですか。
びわこ銀行
http://www.biwakobank.co.jp/index.html
2007年12月20日
東京商工会議所江戸川支部で、東京信用保証協会の方を招いて責任共有制度についてのセミナーがありました。
弊社は江戸川区にも事務所があって、会員になっているので参加してきました。
責任共有制度は10月1日からスタートしたわけですが、当然9月の申し込みが相当多かったそうです。そのため10月に入って少し暇らしいです。保証協会の方が保証協会に相談に来た経営者に融資の状況を聞いてみると、今のところ大きな混乱や資金調達に支障はないと言っていたとのことでした。
半月しか経っていないし、銀行も融資したいところは9月までに申し込みしたでしょうから、とりあえず様子を見ているといったところでしょうか。
前に書いたかもしれませんが、格付けの低い中小企業は多少の影響はあっても、正常な融資先まで貸し渋りといったことはないのではと思っています。
債務超過でなく毎期利益を計上しているような中小企業には、融資実行を渋ったり追加担保を要求したりせず、20%のリスクがあっても銀行には地元中小企業のために頑張ってほしいです。
また中小企業経営者は、銀行がリスクを取っても融資してくれるような経営結果を出し、それを決算書に反映させる一層の努力が必要です。
2007年10月19日
銀行と融資取引をしていれば、金利引き上げ等何かを依頼される事があります。銀行との関係に溝を作ってはいけないと明確に断る事ができず、曖昧にしたいため「考えておくよ」と言った経験がある社長もいるのでは。
こういう発言はだいたい断りたい意味が含まれていますが、銀行員は前向きに考えてくれていると解釈している事が多いのではないでしょうか。もしくは、断られていると分かっていても、「この間考えてくれると言ってくれたじゃないですか」と言ってくる銀行員もいます。
本当に考えるならいいですが、無理な依頼であったならばはっきり言ったほうがいいです。仮に最終的には妥協して要求を受け入れなければいけないにしても、すぐに受け入れたり「考えておく」と言ったりせず、まずは断りましょう。
しかし、逆に銀行員に融資をお願いするときに「考えておきます」と言われても本当に考えておいてくれる可能性は低いと判断したほうがいいでしょう。他の取引銀行にも相談しましょう。そのためにも一行取引ではなく複数の銀行と付き合う必要があります。
2007年10月13日
※このホームページでは、中小企業が融資を受ける金融機関を原則「銀行」、そして社長、経営者、代表者を「経営者」で統一しています。